水中装置の主要機能を以下に示す
(1)OBS/Hは、ハイドロフォン(1ch)及び地震計(3ch)の観測データを記録する。(記録容量は、約2GB:約20日間分)
(2)OBS/Hは、イベント観測されたハイドロフォン(1ch)及び地震計(3ch)のデータを水中部・送受信器のバッファメモリ(約80MB)へ出力する。
(3)水中部・送受信器は、OBS/Hより出力されたハイドロフォン(1ch)及び地震計(3ch)のデータを船上装置に音響伝送する。
尚、伝送するデータは、船上装置にて4chの内から任意に選択することができる。
(4)船上装置からのコマンドにより以下のような制御を行う。
<水中装置・送受信器に対する制御>
1] WakeUpによる水中通信電源ON
WakeUpコマンドにより水中装置を、Sleep状態からコマンド認識可能な待機状態へ移行させる。
2] データ伝送の開始/終了
データ伝送の開始または終了を行う。
3] 音響送信出力の設定(0.1/1.0/10W切替)
音響テレメータにおける送信出力を設定する。
設定は、最大10Wとする。
4] ファイル管理リストの要求
水中部・送受信器のバッファメモリ内のファイル内容を要求する。
<水中装置・OBS/Hに対する制御>
1] 観測開始/終了
OBS/Hの記録開始/終了を行う。
2] 観測データ入力時のアンプゲインの設定
OBS/Hの観測データ入力時のアンプゲインの設定を行う。
設定は、0/10/20/40/60dBの切替とする。
3] トリガー関連パラメータの設定
OBS/Hのトリガーに関する各種パラメータ設定を行う。