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プロフィール

 

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山本直純<指揮・お話>

Naozumi Yamamoto

1932年東京生まれ。亡父直忠氏より幼少のころから音楽教育を受ける。自由学園から東京芸術大学作曲科へ入学。のち、指揮科へ転科。渡辺暁雄氏に師事。'58年の卒業と同時に、テレビ、ラジオ、映画など各分野で特殊な才能を発揮し、タレントとしての活躍の場を広げる。'72年新日本フィルハーモニー交響楽団を結成。その指揮者団の幹事となる。また、全国PTA協会推薦番組にもなったテレビ番組「オーケストラがやって来た」('72〜'83年)の音楽監督を10年にわたって務め、ユニークな企画、ウィットに富んだ解説などが好評を博した。'74年10月24日、ニューヨーク国際デーコンサートのため、国連委託作品「人」を作曲。日本太鼓とオーケストラの組み合わせによるこの曲は、パリ、ロンドン、ドイツの各地でそれぞれ演奏され、大好評を博した。'79年7月、'80年と2度にわたり、日本人としてはじめてボストンポップスを指揮。当夜は「ジャパンナイト」とタイトルされ、「和製アーサー・フィドラー」と呼ばれたその指揮ぶりに、超満員の聴衆は歓喜の喝采を贈った。近年では全国を展開する、日本交響楽振興財団主催の公演や、今年で16回目を迎える大阪城ホールの「1万入の第九」等、オーケストラのコンサートに力を注いでいる。代表作品として「和楽器とオーケストラのためのカプリチオ」、「八重奏曲」、合唱組曲「田園我が愛」、「シンフォニックバラード」等。童謡では「うたえバンバン」、「一年生になったら」等、数多く手掛ける。また、映画「男はつらいよシリーズ」、NHK大河ドラマ「武田信玄」、子供番組では、「マグマ大使」、「新おばけのQ太郎」等、テレビ、映画の作品も多い。著書としては、「オーケストラがやってきた」、「チャルメラ協奏曲」、「欝のとき何を聴くか」、「クラシッククライマックス」、「マーチ・イン・マーチ」等多数ある。

 

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鈴木理恵子<ヴァイオリン>

Rieko Suzuki

横浜市出身。桐朋学園大学在学中に篠崎功子、原田幸一郎、岩崎淑、三善晃の諸氏に師事。また、フランス・ニース音楽祭、ジュネーブ音楽院夏季特別コース、マイスタークラス等に参加し、'87年のニース音楽祭ではゲストアーティストとして世界のトップアーティストと競演した。'89年渡米。インディアナ大学で、最後の巨匠と謳われたJ.ギンゴールド氏に2年間師事。帰国後は、新日本フィルハーモニー交響楽団の副コンサートマスターをつとめながら、全国各地でリサイタルやオーケストラとの競演や諸音楽祭のゲストとして活躍する。'96年デビューCD「理恵子の四季」をリリース。'98年新日本フィルを退団。'98年よりスウェーデンのマルメ歌劇場の客演コンサートマスター。今後の活躍が期待されている。

 

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東京ニューフィルハーモニック管弦楽団<管弦楽>

Tokyo New Philharmonic Orchestra

1986年、在京のプロ・オーケストラとして設立。演奏活動はオペラ・バレエ公演をはじめ合唱団との共演、文化庁主催の演奏旅行、ポップス・コンサートなど広範にわたる。オペラ公演では、二期会、日本オペラ協会の各公演、また、バレエ公演では、松山バレエ団、日本バレエ協会で高い評価を受ける他、外国バレエ団の来日公演でも好演し、ポップ・ステップコンサート(共演:羽田健太郎)等各種公演で活躍してきた。'93年12月に第一回定期演奏会を行い、その表現力に富む演奏が大きな話題となり、'97年11月「スター・ウォーズ」組曲3部作を公演するなど他にはない独自の企画を持ったオーケストラとして注目されている。

 

 

 

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