日本財団 図書館


(2) 内航フィーダーを利用している理由・利用していない理由

a. 荷主

1] トータルコストが安い内航フィーダー

内航フィーダーを利用している理由は、「トータルコストが安い」(25社・16.0%)が最も多く指摘された。

以下、「最寄りの港湾を利用できる」(14社・9.0%)、「輸送距離が最短である」(8社・5.1%)、「外航船社、利用運送から指定若しくは推薦された」(4社・2.6%)の順に多くなっている。

 

2] リードタイムが長い、最寄りの港湾を利用できない内航フィーダー

内航フィーダーを利用していない理由は、「リードタイムが長い」(29社・18.6%)、「最寄りの港湾を利用できない」(25社・16.0%)、「トータルコストが高い」(20社・12.8%)、「イレギュラーにも柔軟に対応できない・納期に遅れる」(19社・12.2%)の順に多くなっている。

 

b. 外航船社

○「地方港に寄港するだけの貨物がない」ため内航フィーダーを利用

内航フィーダー輸送を利用している理由は、「地方港に寄港するだけの貨物量がない」(5社・41.7%)、「神戸港を母港にしている」(4社・33.3%)が多い。

 

c. 利用運送業

1] 利用している理由

荷主と同様に「トータルコストが安い」(29社・35.4%)を内航フィーダー輸送を利用する大きな理由にあげている。

 

2] 利用していない理由

「外航船社等から指定・推薦を受けない」(15社・18.3%)、「自社の専用的な利用ができない」(11社・13.4%)、「リードタイムが長い」(10社・12.2社)ことが内航フィーダーを使わない主な理由にあげている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION