4) 内航海運荷主のニーズ
1] 内航利用量の動向
最近5年間の荷主事業者における内航利用動向を荷主アンケート結果から見ると、「内航利用量が減少した」が52%を占めており、「利用量が増加した」は11%と少ない(図2-26.)。これは景気停迷による国内物流量の伸び悩みがもっとも大きな理由と考えられる。アンケート結果においても内航利用量減少理由として「内航だけでなく、輸送量そのものが減少した」が87%を占めている。しかし、それ以外に「トラック運賃の値下りによるトラックへのシフト」を内航利用量減少の理由にあげた荷主が15%ある(図2-27.)。