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次に、近畿の内航船の運航状況(契約形態)をアンケート結果から見ると、貸渡専業者と貸渡・運送兼業者との間にかなりのちがいがある。「定期用船」は貸渡専業者では37%あるが、兼業者では21%であり、「裸用船」は専業者27%に対し兼業者は35%となっている。

 

図2-19. 所有船舶の運航状況(アンケート結果)

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所有船舶に付随する借入金の有無を見ると、貸渡専業者所有船舶のうちの49%は借入金がある。一方、貸渡・運送兼業者所有の船舶では借入金のない船が多くなっており、貸渡専業者と大きく異なっている(図2-20.)。

 

図2-20. 所有船舶の借入金の有無(アンケート結果)

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借入金のある船舶について、借入金の額を見ると、1隻当たり平均で1億3千万円(貸渡専業者、1億1千万円(貸渡・運送兼業者)となっている(図2-21.)。

 

図2-21. 所有船舶1隻当たりの借入金額(借入金のある船舶・アンケート結果)

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(注)借入金額の回答があった船舶のみ表示

 

 

 

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