運送専業者と貸渡・運送兼業者については、総収入に占める内航海運以外の事業収入が非常に多い者があり、内航海運が本業ではなく副業になっている事業者がかなりある。
運送専業者のうち、内航運送業に加えて別の事業を行っている事業者は全体の58%に達しており、売上全体に占める内航海運以外の事業の収入割合は80%となっている。貸渡・運送兼業者でも88%の事業者が内航以外の事業を行っている(表2-6.)。
内航以外の事業としては、陸運、倉庫、港湾運送、建設業などであり、いわゆる総合物流業者やマリコン業者が含まれる。