b) 物流事業者
○開通直後の変化
〜短期的には変化なしが71%〜
明石海峡大橋が開通したことによる本四間の取扱貨物量の変化については、短期的には「変化なし」とする企業は71.3%と最も多かった。
〜物流事業者では貨物量が減少〜
貨物量は「減少」と回答した物流事業者は9.8%であり、荷主で「減少」と回答した企業(0.7%)を大きく上回っている。
〜貨物量は本州側で増加、四国・淡路側で減少〜
明石海峡大橋が開通したことによる本四間の取扱貨物量の変化については、短期的には「変化なし」とする企業は本州側(75.7%)で四国・淡路側(64.0%)を上回る回答を得ている。
しかし、「増加」を選んだ企業は、本州側(11.4%)が四国・淡路側(9.6%)を上回るとともに「減少」を選んだ企業は本州側(5.7%)よりも四国・淡路側(18.0%)多く見られる。
○中長期的見通し
〜貨物量は増加・減少とも将来的には変化する見通し〜
54.3%の企業が「変化なし」と回答したが、「増加」もしくは「減少」のいずれの項目においても、短期的な影響よりも中長期的な影響の方が大きいといった見通しを持っている。
〜四国・淡路側では貨物量は中長期的にも減少する見通し〜
貨物量の中長期的な影響についての特徴的な見通しとして、四国・淡路側の企業が「減少」する(33.1%)を選択しており、「増加」する(15.2%)を大きく上回っている。