4] 物流拠点立地場所の選定要因(資料編─1:P10)
a) 荷主
〜荷主は交通利便性を重視〜
本四間の輸送を扱う物流拠点の立地場所を選択するときに重視する事項について、荷主では、「周辺の交通事情が良い」(19.4%)、「納品先・市場に近い」(17.6%)、「高速道路のインターチェンジに近い」(17.3%)の順に重視されている。
b) 物流事業者
〜交通利便性と地価を重視〜
物流事業者が本四間の輸送を扱う物流拠点の立地場所を選択するとき重視する事項は、荷主と同様、「高速道路のインターチェンジに近い」(17.8%)、「周辺の交通事情が良い」(16.5%)、「地価が安い」(15.9%)の順である。
〜物流事業者は用地確保を重視〜
特に、物流事業者は「地価が安い」(15.9%)、「まとまった用地の確保」、(8.6%)「市街地との分離」(4.5%)など、荷主と比較して用地確保面に関する条件を重視する傾向が若干うかがわれる。
〜高速道路のインターチェンジへの近接性は本州側の企業が重視〜
「高速道路のインターチェンジに近い」は本州側の企業が19.5%であるのに対して、四国・淡路側では14.0%となっている。