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●明石海峡大橋による時間短縮効果

明石海峡大橋による等時間圏拡大の一例として、大阪市、神戸市、徳島市からの2時間圏の変化を図示する。昭和62年から平成7年にかけては、各都市からの2時間圏はほとんど変化していないが、平成7年から平成11年にかけては、大阪市、神戸市から淡路島および四国地方へ2時間圏が拡大している。また、徳島市においては、神戸方面への2時間圏拡大の他にも、四国内の高速道路整備により、愛媛県方面へ2時間圏が拡大している。

瀬戸大橋の開通時と比較すると、明石海峡大橋開通による2時間圏の拡大程度はいくらか控えめであるが、鳴門地域において本四架橋と四国の高速道路が未設続になっていることも原因の一つとして考えられる。

 

図3 大阪市を出発地点とした2時間圏の変化

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図4 神戸市を出発地点とした2時間圏の変化

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