4. その他周辺自治体・関連団体の取り組み
(1) 本州四国連絡橋公団
本州四国連絡橋公団では、明石海峡大橋、多々羅大橋、来島大橋等の供用に先立ち、本州四国連絡道路の料金体系のあり方について検討を行い、平成10年4月から本州四国連絡道路全体に適用される新しい料金体系を採用することとした。
1] 基本料金
基本料金は1kmあたり陸上部39円、海峡部351円となっている。
ただし、特に多額の建設費を要した明石海峡大橋部分は割増料率(1.6倍)を適用している。
また、車種区分の見直しにより、普通車の車両区分は新たに普通車、中型車の2区分とされたことに加え、車種間比率についても陸上部と同一(特大車の架橋部除く)に変更された。
2] 特別料金
本州四国連絡道路は、本州四国間の幹線道路として大きな役割を担っており、関連地域により早く開発効果をもたらしていくためには、できるだけ早期に利用層を拡大し、その定着を図っていく必要があるとの観点から、特に基本料金に加え、早期に一層の利用を促す特別の措置として、償還の確実性に支障のない範囲内で、当初の5年間に限り、利用促進を図るため特別の料金(20%引き)を設定した。
特別料金は平成10年4月1日(新規供用区間は供用の日から)から平成15年3月31日まで適用される。
3] 割引制度
a) 別納割引
別納割引については、適用区分を回数制から高速道路と同一の金額制に変更することとした。別納割引の最大割引率は、基本料金の30%、特別料金の12.5%である。
なお、対象となる道路は、平成10年4月1日から神戸淡路鳴門自動車道及び瀬戸中央自動車道とし、平成11年5月からは西瀬戸自動車道とされた。
b) 前売券割引(供用後6ヶ月間)
明石海峡大橋関連区間の新規供用にあわせ、供用日の前日まで前売券が発売された。
(有効期間は供用後6ヶ月間)