(6) 明石海峡大橋を利用する高速バスの利用状況
明石海峡大橋の開通を契機に、多くの本州―淡路島・四国間の高速バス路線が設置された。これらの輸送人員数の月別推移(各社合計)を示したものが下図である。京阪神〜徳島間は、平成10年度の1年間で合計約140万人の輸送実績があった。この中で最も利用が多いのは、大阪〜徳島間(ピーク時98,349人)であり、次に神戸〜徳島間(同56,591人)となっている。なお、平成11年3月より、京都〜徳島間が新設されている。
阪神〜淡路島間は、平成10年度の1年間で合計約258万人の輸送実績があった。特に明石大橋開通直後の4月と5月は、舞子〜岩屋間の最も短いルートの利用者が多かった(5月76,922人)が、6月以降は、三宮〜洲本間(ピーク時69,372人)、舞子〜福良間(同50,512人)を下回っており、平成11年度からはほぼ横這いである。