・この協定の重要な顧客は各国の政府である。政府は、京都議定書の実行に向け二酸化炭素削減が共通の課題である。従って、京都議定書の実行に向け、運輸部門のハイブリッド・電気自動車がどのように二酸化炭素削減に貢献できるのかという観点での戦略で進めるべきである。各国とも共通の課題であるので、ベクトルは一致すると思う。(オランダより、この協定のフェーズIIは2005年までなので、議定書の実行2010年を考えると時期的にもちょうど良いとの支持意見があった)
・(貨物輸送におけるハイブリッド電気自動車の役割を調査するアネックスを新設するとの提案がオランダからあったが)、当方は貨物輸送の効率化に関して興味がある。これは二酸化炭素削減にもつながる話であると同時に、顧客の車両使用に当たっての経済性向上にもつながる。ハイブリッド・電気自動車が環境に良いとはいえ、どのような経済的メリットがあるのかをきちっと顧客に明示することが普及のために重要である。そこに重点を置いたアネックスの活動が必要である。(英国より、我々の活動をユーザに知ってもらい、普及につなげるために重要である、とのコメントがあった)。
(2) 運輸部門における他の実施協定からの報告及び活動の調整について
最終用途作業部会(EUWP)の戦略会合に関する議長からの報告及び運輸に関係する以下の四つの協定の活動概要に関する報告があった。
・先進燃料実施協定からの報告
協定の概要、アネックスの内容紹介
・燃料電池実施協定からの報告
アネックス10で自動車用燃料電池の調査を行っている。
・バイオエネルギー実施協定からの報告
16カ国が参加している。リグノセルロースから自動車用エタノールをつくるアネックスの紹介があった。
・水素実施協定からの報告
水素貯蔵のための金属水素化物について調査するアネックスがある。最近のプロジェクトとして、燃料電池自動車の燃料調査、空港用自動車のための燃料電池技術の応用について調査を行っている。
・高温材料実施協定からの報告
14年間以上活動を行っている。ガスタービンの小型化のためのセラミックス材料の調査研究を行っている。