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現在予定されている活動概要は次のとおり。

背景

世界中で、道路交通部門から排出される粒子状物質(PM)に多大な関心が集まっているが、PMに関する測定調査の大半は、常温におけるものである。若干温度が低下すれば、PMの排出量は増える。とくに冬場は、実際の日平均気温は、通常の排出ガス試験モードの温度設定を大きく下回わっている。PMに関する知識が十分に貯えられていないのが現状である。PMの性質、とくに多環芳香族炭化水素や変異原性については、すでに広範な調査が行われており、現在では、呼吸器系の疾患につながるような微細粒子状物質についても、理解する必要がでてきている。しかし、PMのサイズに関する調査研究はまだ始まったばかりで、中低温や低温といった温度が排出されるPMの大きさに与える影響についての研究は現在まで全く行われていない。

このアネックスでは、例えば、ガス系燃料とバイオディーゼルを含め、燃料とエンジンを様々に変えて排出ガス試験を行う。このため、アネックス5とアネックス13の活動を継続するかたちで実施する。

目的

・様々な燃料について規定モード以外の(オフサイクル)条件で排出ガス試験を実施し、新しいPMのデータを収集する。

・様々な燃料を対象として、最新型のターボチャージ・直噴エンジンからのPM排出量を測定する。

成果

・従来の燃料と代替燃料によるPMのサイズや排出量を比較し、温度によってPMの排出に影響があるかどうかを提示する。中低温と低温におけるPMや微細粒子に関する情報を盛り込んだ最終報告書を作成する。

・従来のディーゼル燃料や改質ディーゼル燃料を用いて、温度や燃料性状がPMの排出量や大きさ、化学成分に与える影響を提示する。中低温、低温におけるPM排出量(SO4や可溶性有機物質(SOF)を含む)のデータを盛り込んだ最終報告書を作成する。

 

 

 

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