また、1月には、欧州の規制当局がHD車向けの「ユーロ3」基準を承認した。
こうした規制については、新しい13モードが適用される。
定常試験とは別に、この試験では3段階のエンジンスピードにおける負荷段階(ロードステップ)でエミッションを予測する。(それぞれエミッションの基準値がある。)
さらに、先進的なディーゼルならびにオットーエンジンに対しては、過渡運転を含めたエンジンテスト(FIGE試験)も用いられる。
2] 日本にも定常13モードがある。欧州13モードとの違いは、エンジンの運転点と重み係数である。
3] 米国とカナダは、米国連邦試験法(US-FTP)を利用している。ここで規定されている運転モードは、エンジンのスピードやトルクの連続的な変化を測定するトランジェントモードである。試験結果は、各エミッション物質ごとにg/bhp.hで評価される。
こうした試験結果だけでは、運輸部門におけるトータルなエミッションや燃料消費量を算定することはできない。しかし、こうしたデータこそ、代替燃料の導入に際して重要となるものである。この場合にのみ、自動車用代替燃料が環境やエネルギー供給面で与える影響について適切な評価ができる。
このアネックス7は、自動車が通常走行する際の大気に与える影響についてのデータを確保することに一段の努力を払うべく、実走行のシュミレーションとなるようなモードがいくつか考案されている。
これらは全て、シャシダイナモによる試験方法である。ほとんどが過渡運転を含めたモードで、エンジンスピードをいくつか変えて行う。
中央ビジネス街モード(セントラル・ビジネス・モード)とオランダ都市バスモード(ダッチ・アーバン・バス・ドライビング・サイクル)の2つが良く知られている。この2つのモード(非公式)のエミッションは走行距離あたりの排出重量(mass/distance)で評価される。
成果
このアネックスの成果として次のことが挙げられる。
・HD車のエミッションと燃料消費量に影響を与えるパラメーター、(そのパラメーターの)代替燃料にとっての重要度の把握。
・ディーゼルバスとCNGバスのエミッションおよび燃料消費量の比較
・複数の試験モードによるエミッションと燃料消費量の比較
・代替燃料バスと従来のバスのエミッションおよび燃料消費量を測定するための試験方法についての初回アセスメント。