6. 利活用の内容
1) 理解の促進方法
○来訪者
・足助城において、シルバー人材のガイドによる説明を受けることができる。
・現在、ガイドの育成をAT21で検討している。
・「晴れた日足助」というマンリン書店の出している、足助の町並み等が分かり易く紹介しているイラストマップが名物になっており、書店で購入できる。
・毎年およそ300件の視察団が町を訪れる。そのために足助のまちづくりを分かり易く説明する「あすけ・ひと・まち」という冊子を作成し、配布している。
・足助資料館は足助の歴史を物語る文化財を見学でき、また資料収集ができる。
・足助中馬館では足助の町並み等の資料をみることが出来る。
○住民
・シルバー人材を教育する施設はなく、ほとんどが現地での研修による。
・足助城で働くシルバー人材は足助城を案内するとともに足助城の管理も行っている。
・総合計画をシャングリラ計画とし掲げ、市民意識の向上を図っている。
○体験の方法
・三州足助屋敷では、傘屋、桶屋、機織り、わら細工、紙すき、炭焼き、かぐや、かご屋などを再現している。職人が実際に作業しており、観光客も体験学習することができる。
・農家が兼業で60haのくり園を経営しており、くりひろい、わらび狩りができる。
・有限会社神越渓谷が渓流ますづりを行っている。
・町営の市民農園「里山」では町民に農園を有料で貸出ししている。
○来訪者への利便
・お土産店やビジターセンターで観光協会によるパンフレットが容易に入手することができる。
・旅館などが自家用車を用いて周辺の観光地への周遊コースを設けている。
○効果
・観光による収益は年間およそ50億円に達し、雇用も増加している。
・観光客は急激に増加しているわけではないが、観光客数は景気の影響を受けていない。
・足助三州屋敷や足助城、百年草により、秋季集中型であったものが1年を通じて観光客が訪れるようになる。
・後背に控えるスキー場、温泉や観光地の開発が進み、ともに観光客が増加するという相乗効果がみられる。