(利益還元の仕組み)
観光活動の活性化による経済的な効果をまちに還元する仕組みを作ることがあげられます。地域に暮らす人すべてが恩恵を受けられるように、観光活動の活性化による経済的な効果をまちに還元する仕組みを作ることが望まれます。
13世紀に栄えたネパール第3の都市バドガオンでは、観光客に対する入村税をとり、中世の建物等、観光資源保全の財源としています。同様に駐車場の料金をまちづくりに活用するなど、いろいろな取り組みが考えられます。
(モニタリング結果の反映)
定住環境、資源、来訪者満足度それぞれの持続性を確保するためには、それぞれの状態を定期的に確認し、いずれかの側面に問題がある場合には、バランスが確保されるよう適切な対応ができる体制を形成することが望まれます。
可能であれば、「観光まちづくり計画」を策定し、PLAN-DO-SEE(計画・実行・検証)型の取り組みを定期的に行うことが望まれます。