日本財団 図書館


3日目、前日注意を受けたこともあってか、予定通り朝全員集合し、点呼、散歩、国旗掲揚、朝食と日程は進んだ。9時より午前の部を石塚講師担当で前日の復習と各グループに分けて打ち込み・連続技を徹底的に指導。又、しかけ技・払い技・引き技・出端技・抜き技等模範を示しながら指導し大いに成果を上げた。

午後の錬成は、合宿生を紅白に分けて対抗試合を行った。各地の大会で活躍している試合巧者が多く、見応えのある試合が数多くあったが、此れ迄錬成し身に付けた基本からやや外れた試合もあり、講師より注意を受けた少年剣士もあった。

4日目最終日は、午前6時30分より早朝稽古を行なったが、3日間の疲れも見せず少年剣士同志、或は講師の先生方に意欲的に稽古をお願いしていた。

稽古後朝食を取り会館内を大掃除後、終了式を行った。先ず、今回少年剣士の団長を立派に努めた、香川県修猷館の中江卓君に少年剣士を代表して終了証を授与した。続いて秋山講師が講師と本部を代表して挨拶。今回の合宿で学んだことを仲間にも伝えていただき正しい剣道を心掛けて勉強と両立してくださいと激励の言葉を送った。

今回の合宿錬成の生活指導課題であった。1]時間の厳守2]挨拶返事の励行3]清掃・整理整頓4]履き物の整理整頓5]節度ある行動6]協力精神の涵養等についても概ね良好であった。又、少年剣士達は、今回の合宿錬成で講師と寝食を共にし剣道を学び、各地の少年剣士と交流し友情を深めたことは、今後の剣道に或は生活にとって意義あるもであり、初期の目的を十分達成した。

 

d. 参加人員 36名

 

e. 講師

秋山英武 範士八段

山野辺辰美 教士八段

石塚美文 教士八段

永松陟 範士八段

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION