岡山県倉敷市
市長 中田武志
全国各地からご参加の皆様、倉敷市にようこそおいでくださいました。天高く気清き初秋のよき季節に、第17回全日本都道府県剣道道場対抗優勝大会及び第17回全日本小・中学生女子個人選抜剣道錬成大会が、ここ倉敷市において盛大に開催されますことは、誠に光栄であり喜びにたえません。43万市民を代表いたしまして、心から皆様を歓迎申し上げます。
さて、皆様方もご存じかと思いますが、平成17年には、岡山県において第60回国民体育大会が開催されます。そして、倉敷市では水泳競技など8競技10種目が開催されることになっております。現在、本市では生涯スポーツの推進に力を注いでいるところでありますが、今後は合わせて、競技スポーツにおける競技力向上も早急に図っていかなければならない状況であります。折しも、本市でこのようなレベルの高い全日本剣道大会が開催されますことは、誠に意義深いことであります。
本日は、道場対抗戦と女子個人戦に分かれ、ハイレベルな熱戦が展開される訳でありますが、どうか選手の皆様は、平素から鍛え抜かれた力と技を遺憾なく発揮され、所期の目標を達成してください。日本古来の伝統的武道の代表である「剣道」は、礼と節を基調とし、厳しい心身の鍛練を通じて格調高い人間形成を目指しておられますが、皆様の白熱した戦いは、きっと倉敷市民に深い感動を与え、魅了することでしょう。皆様のご健闘をお祈りいたしております。
また、せっかくの機会でありますので、大会終了後は、オープン以来好評をいただいております「倉敷チボリ公園」をはじめ、白壁と柳並木の「美観地区」や西洋絵画の粋を集めた「大原美術館」など、古きものと新しきものが調和した倉敷の町並みをご散策いただければ幸いでございます。
終わりに、本大会のご成功と日本剣道界の今後益々のご発展をお祈り申し上げ、祝辞といたします。
