岡山県
知事 石井正弘
第17回全日本都道府県剣道道場対抗優勝大会、並びに第17回全日本小・中学生女子個人選抜剣道錬成大会が、県内はもとより全国から多数の選手並びに関係者の皆様をお迎えして、盛大に開催されますことは、誠に喜ばしく、心からお祝い申し上げます。
17回目を迎えました本大会は、回を重ねるごとに隆盛の一途をたどり、剣道の普及・発展に大きく貢献しておられることは、誠に御同慶に堪えません。
さらに、都道府県の予選を勝ち抜かれた少年剣士から壮年師範まで各世代の選手が一堂に会し、心技体の三位一体となった剣道の奥義を追求する中で、心のふれあいを深めるとともに、青少年の健全育成にも大きく貢献しておられます。これもひとえに、関係者の皆様の御熱意と御努力の賜物と深く敬意を表します。
現在、岡山県では、来るべき21世紀を展望し、「創造と共生」の基本理念のもと、「快適生活県おかやま」の実現に向けて、各種の施策を展開しているところであります。
中でも、県民一人ひとりが明るく健康で生きがいのある生活を送るためには、スポーツの振興が重要な課題であると考え、それぞれのライフステージに応じたスポーツ活動が日常的に実践できるような環境づくりに積極的に取り組むとともに、平成17年開催の岡山国体に向けて、競技スポーツの振興に努めているところであります。このようなとき、両大会が岡山県で開催されますことは誠に意義深く、剣道の普及と、スポーツの振興に、大きく寄与するものと期待しております。
終わりに、大会開催に御尽力いただいた関係各位に衷心より敬意を表しますとともに、大会が成功裏に終了し、「晴れの国岡山」が皆様にとって思い出深い地となりますように祈念いたしまして、お祝いのことばといたします。