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文部大臣

大会名誉顧問 有馬朗人

 

祝辞

 

第三十四回全日本少年剣道錬成大会及び第二十四回全日本選抜少年剣道個人錬成大会が開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。

全国各地の厳しい予選を勝ち抜き、晴れの代表になられた皆さん、誠におめでとうございます。この栄誉は、皆さんが大きな目標に向かって努力を積み重ねた成果であるとともに、指導者の方々の熱心な指導によるものであり、深く敬意を表します。

少年時代におけるスポーツ活動は、体を動かすことにより、爽快感、達成感、仲間との連帯感などを味わえるばかりでなく、体力の向上、人間形成に役立つなど、心身両面にとって大きな役割を果たしています。とりわけ剣道は、礼に始まり礼に終わることにより、心身を鍛え人格を高めると同時に、我が国の伝統文化やスポーツヘの関心を高める上でも大きな意義を持っております。

このため、文部省といたしましても、青少年が各地域で様々なスポーツに親しめるような環境づくりを進めるとともに、学校教育における武道指導の充実に努めているところであります。

少年・少女剣士の皆さん、どうか日ごろ鍛えた心と技をあこがれのここ日本武道館で十分に発揮されるとともに、全国の仲間と大いに交流の輪を広げ、すばらしい思い出をたくさん作ってください。そして、今後とも剣道を通じて、明るくたくましい心豊かな人間に成長されることを期待いたします。

終わりに、本大会の開催に当たり御尽力された財団法人全日本剣道道場連盟をはじめ、関係者の皆様方に対して心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功とますますの御発展を祈念して祝辞といたします。

 

 

 

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