1.2 調査内容
本調査は、ナホトカ号事故で得た経験・教訓を踏まえ、災害ボランティア活動に関する検討課題の抽出及び当該課題の解決策に関する考察を行うため、以下の項目に従い進めるものである。
(1) 基礎的事項及び参考事項の整理(第1章)
既存文献・資料等の調査をもとに、本調査を進めるに当たって必要な基礎的事項、参考事項等について整理を行った。
(2) 諸外国における災害ボランティア活動実態調査(第2章)
既存文献・資料等の調査及び関係者へのヒアリングをもとに、諸外国における災害ボランティア活動の実態等を調査した。
(3) ナホトカ号事故における野生動物救護ボランティア活動実態調査(第3章)
既存文献・資料等の調査及び関係者へのヒアリングをもとに、ナホトカ号事故における野生動物救護ボランティア活動の実態及びその後の展開について調査した。
(4) ナホトカ号事故における災害ボランティア活動実態調査(第4章)
既存文献・資料等の調査及び関係者へのヒアリングをもとに、ナホトカ号事故における災害ボランティア活動の実態を調査した。
(5) 災害ボランティア活動に関する検討課題と解決方法に関する考察(第5章)
これらの調査結果をもとに、国家緊急時計画の主旨に則った災害ボランティア活動のあり方等を視野に入れた上で、検討すべき課題を整理するとともに、その解決方法について考察を行った。