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6. 議事概要

配布資料の確認後、作業部会長の運営により、議事が進められた。

(1) 第2回作業部会議事概要(案)

事務局が、「第2回作業部会議事概要(案)」を読み上げ、承認された。

(2) 課題への取り組みについて

事務局が、資料IMS(99)-3-1「平成11年度海上交通情報システムに関する調査研究完了報告書(案)」のうち、p.69(反航船の航路入航時間間隔)およびp.76〜77(今後の課題)について説明し、下記の質疑応答があった。

(Q)資料p.762]対面交通の可否について、対面交通の可能性については船舶運航者へのアンケート結果だけでなく、過去の伊勢湾海難防止協会における検討においても指摘されている。この検討結果を踏まえた上で改めて検討するという記述を、本文中に入れられないか。

(A)同検討は対面交通の可否について以前検討したものだが、その結果が現実には策として取り上げられてはいないので、難しいのかもしれない。

(A)事務局、伊勢湾海難防止協会、海上保安庁以外の委員の方々は、その報告書を読んだわけではないので記述を追加するかどうか判断できない。伊勢湾海難防止協会および保安庁がよしとするならば、委員としては認めざるを得ない。

(A)伊勢湾海難防止協会の報告書は、条件付きで対面交通が出来るという内容であったと思われるが、それら条件については必ずしも十分用件を満たすものではなかった。

(Q)港則法と海交法の違いがあるが、関門海峡においては航路幅500mでも対面交通をしている現状を記述するべきでは。

(A)基本的に航法が異なっており、たとえば港則法では並列航行や追越し、みだり漁業 (みだりに漁ろうを行うこと)が認められていない。

(A)伊勢海防の検討結果の中身については何ら話し合っていないものを記述するのか、また、本検討は海交法の枠内が前提であるところ、関門海峡の現状について敢えて引き合いに 出す必要があるのか疑問である。

(Q)前回の提案を持ち帰り伊良湖パイロットの意見を聞いたところ、大半が鎧崎方面および 三河湾方面から入航してくるVLCC、大型船の入航時間間隔(反航)の45分は残して欲しいという意見であった。また、準巨大船を管制計画に組み入れる場合、それに伴う管制船舶の増加、航路通報の実施に関する事前周知の徹底にマーチスが十分対応できるのかという懸念があった。

(A)一日の管制船舶の通航隻数を試算したところ、容量的には十分対応できると思われる。また、関係者への周知は何らかの方法で徹底する。

 

 

 

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