7. 議事概要
配布資料の確認後、作業部会長の運営により、議事が進められた。
(1) 事業計画について
事務局が、資料IMS(99)-1-1「平成11年度海上交通情報システムに関する調査研究事業計画」について説明した。
(2) 通航者の意識、ニーズについて
事務局が、資料IMS(99)-1-2「通航者の意識、ニーズについて」について説明し、下記の質疑応答があった。
(Q)資料p.12〜14の表の黒抜きはどういう意味か。
(A)それぞれの情報についての入手方法として回答数の多かった上位3位までを黒抜きしてある。
(Q)資料p.11 「巨大船の航路入航予定」を必要とする人が8割を占めているとあるが、必要とする理由はなにか。その理由を知る事によって今後の検討の非常によい指針になると思う。
(A)今回のアンケートでは、そこまで詳細に答える設問になってなかったので理由までは分からない。
(まとめ)これらの意見・要望を踏まえて、今後の検討を進める事とする。
(3) 管制対象船舶(案)について
事務局が、資料IMS(99)-1-3「航行管制の検討(対象船舶(案)の検討)」について説明し、下記の質疑応答があった。
(Q)資料p.2「指導対象船舶」は管制計画に組み入れる対象船舶とするという事か。
準巨大船の扱いは現状とどう変わるのか。また、現状の通航方法と何が変わるのか。
(A) 管制計画に組み入れる対象船舶とするという事である。現行の海交法を前提にしていく方針なので、準巨大船の扱いは現行と基本的に変わらないが、管制計画に組み入れる事により航路外待機を未然に防止したり、航路入航間隔を縮めることができる可能性もでてくる。
(Q)前日正午までの航路入航の通報時間と現実の入航時間には、どれくらいの誤差があるのか、その分布状況は分からないか。
(A)事務局で調査する。
(Q)本資料は、対象船舶(案)の提示のみで、管制業務の全体像(入航時間間隔等を含めた航行船舶の通し方)が示されておらず、対象船舶(案)の可否を判断できない。
(A)本資料は、基本とする考え方を示すとともに、詳細を検討する際の対象船舶はどのように考えたら良いかご意見を伺おうとするもので、ご指摘のとおり、管制の全体像を示すにいたっていない。ここで対象船舶について決定してしまうということではなく、本日の議論を踏まえて管制の全体像を検討し、そのメリット・デメリット等について次回の作業部会で報告したい。