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■管制対象船型に関する意見(26人)

・最近の船舶の大型化および将来の展望等から、巨大船の長さを250m以上とし、管制船をミニマイズしてほしい。

・現在の一方通航管制では、他方に交通渋滞が発生するのは当然であり、交通の密度の増大、船舶の大型化に伴い、管制により航行の安全が損なわれている面もある。したがって

イ、巨大船の定義を250m以上

ロ、準巨大船を200〜250m

等、規制の緩和をはかるべきである。

・航路幅が狭いので、準巨大船もある程度管制する必要がある。

■弾力的な運用に関する意見(24人)

・最近は少し入航予定時間について厳しくなくなったようだが、現場付近の状況を考慮した臨機応変な対応をお願いしたい。

・時間に厳しすぎる。航路入航時間を守るために航路入口付近で過度に速力を落とす船がある。

・柔軟性、弾力性、応用力がない。

■漁船への対応に関する意見(19人)

・伊良湖水道航路内での漁船・遊漁船等の無謀な操業に対する指導および取り締まりの強化を希望する。

・漁船等に対して、巨大船入航時の航路確保について指導願いたい。

・水道内の漁船を整理すれば、準巨大船の場合はスムーズに航海できる。

■通航方式に関する意見(16人)

・巨大船と準巨大船の行会いを認めてほしい

・準巨大船の待機が長すぎる。一部の特別巨大船(深喫水VLCC等)の通航時以外は準巨大船の往復通航が可能と考える。

・VLCCを除き、相互通航可能とするよう、航路標識を設置してもらいたい。

・巨大深喫水船には、定刻通りの航路出入は操船性能から難しく、5〜10分は余裕があるといいと思う。そのためにも、北航・南航それぞれのレーンの設定、すなわち一方通航路の設定を望む。

■小型船、外国船等への対応に関する意見(10人)

・準巨大船以下の小型船についても強力な指導を求める。

・小型船の違法航行には苦慮させられている。

・外国籍船舶については、強制水先にすべきである。

 

 

 

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