7. ウミガメ類
日本の近海ではオサガメ、アカウミガメ、オリーブヒメウミガメ、アオウミガメ、タイマイの5種の海棲カメが発見されている。そのうち、日本に上陸して産卵するのはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種である。ウミガメ類はどれもが少なくなってきており、国際的な保護動物となっている。資源としても重要なので、産卵地の保護は単なる国内的問題にとどまらない。
タイマイは八重山列島でわずかに繁殖していて産卵地の北限に近い。アオウミガメは古くから正覚坊の名で親しまれ、小笠原・八重山・屋久島に産卵上陸し、世界での産卵北限である。また、アカウミガメは最も高緯度地方に分布の中心をもつウミガメで日本でも太平洋岸の北限の茨城県、日本海の北限の石川県にまで産卵場がある。
秋田県においてアカウミガメの産卵の記録はない。
【資料】
「日本の天然記念物」 (株)講談社 1995年
秋田県水産振興センターへのヒアリング
8. 真珠養殖
秋田県において真珠の養殖は行われていない。
【資料】
秋田県水産振興センターへのヒアリング