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子吉川河口 : この河口には、カルガモ、マガモ、コガモが普通に見られ川面で休息しているが、狩猟解禁と同時に、水林国有林と住宅地に接する潅漑用溜池である大堤に大挙集まって、その数が6000羽にも達する避難場所となる。しかし12月末から大堤も氷に閉ざされると河口へ戻ってくるが、河口はるか沖合にいることが多い。

 

由利海岸 : 海が荒れると平沢漁港、金浦漁港とも、多くの水鳥たちが避難してくる。カモメ島や飛集落近くの海岸にもシノリガモやクロサギの姿が見られることがある。海がおだやかだと、漁港付近はウミネコの大群が市場の魚をかすめ取ろうと飛び回っていたり、防波堤に並んで休んでいたりする。港内には、ハジロカイツブリやアカエリカイツブリなどが見られる。

 

象潟海岸 : 象潟町大須郷海岸の岸壁にはウミウの繁殖地がある。秋田県の天然記念物に指定されている。また同海岸では、クロサギの繁殖も確認されている。

 

【資料】

「あきた探鳥ガイド」 日本野鳥の会秋田県支部編 1992年

「秋田の野鳥百科」 小笠原歟?‐赦ツ59年

 

 

 

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