船型階級別の特徴は次のとおりである。
1] 500GT〜999GT
この船型の船舶は、日本周辺の極東ゾーン(2.2.2(2)参照)の諸港を仕出港または仕向港とする割合が、全船舶の場合の21.5%から、倍程度の39.8%と大きくなる。
一方、全船舶の場合の40%弱の割合を占める東京湾、伊勢湾及び大阪湾の各ゾーンを仕出港または仕向港とする割合は.30%程度と小さくなる。
2] 1,000GT〜2,999GT
この船型の船舶は、500GT〜999GT同様日本周辺の極東ゾーンの諸港を仕出港または仕向港とする割合が36.9%と大きくなる一方、東京湾、伊勢湾及び大阪湾の割合が26.3%と特に小さくなる。
3] 3,000GT〜9,999GT
この船型の船舶は、仕出港または仕向港に関するゾーン別の割合は全船舶の場合と同様の傾向であり、東京湾、伊勢湾及び大阪湾の各ゾーンと極東ゾーンの諸港を仕出港または仕向港とする割合は約60%である。
4] 10,000GT〜99,999GT
10,000GT〜29,999GT、30,000GT〜99,999GTの船舶は、東京湾、伊勢湾及び大阪湾の三つのゾーンを仕出港または仕向港とする割合が、10,000GT未満の船舶より大きくなり、それぞれ41.1%、45.5%を占めている一方、極東ゾーンの諸港はそれぞれ約16%、約11%と小さくなる。
30,000GT〜99,999GTの船舶は、仕出港または仕向港のゾーン別集計で、東京湾が約20%、伊勢湾が約12%と、この2つのゾーンが特に大きい。
5] 100,000GT以上
原油タンカーが中心となる100,000GT以上の船舶では、ゾーン別集計で全船舶の場合1%程度であるアラビア湾の占める割合が、約4分の1まで大きくなる。
なお、添付資料19に船型別の全OD表を示す。