(2) 動静
表2.2-14は、日本寄港タンカーの仕出港及び仕向港をゾーン別に分類したものである。
これをみると全船舶の場合(表2.2-1(12ページ))と同様に、内水内諸港間(2.2.2(2)参照)の航行を除くゾーン間航行では東京湾、大阪湾、伊勢湾の割合は大きいが、これら三つのゾーンで約30%(全船舶では約40%。)であり、瀬戸内海の割合が約11%(全船舶では7.5%。)と大きくなっている。また、極東ゾーン(2.2.2(2)参照)の諸港との航行の割合も全船舶の場合と同様に大きく、これら五つのゾーンで全体の約3分の2を占めている。
原油積出地であるアラビア湾の占める割合は全船舶の場合は1%程度であるが、タンカーについては6%程度と大きくなっている。
なお、添付資料9にタンカーの全OD表を示す。