2] 実験内容
実験は、特定流量(175L/分)に対するオゾン注入量(10g/hr、20g/hr、25g/hr)と生成オキシダント濃度を測定し、オゾンの溶解、オキシダント生成について検討した。
3] 分析方法
オキシダント濃度の分析は、次のヨウ素滴定法で実施した。
ヨウ素滴定法;
(1) 試水採水
(2) 試水10〜100mlをピペットで、予めヨウ化カリウム2gを入れた三角フラスコ(300ml)に移す。
(3) 三角フラスコを静かに振り、ヨウ化カリウムを溶解
(4) 硫酸5mlを添加し混合
(5) 暗所に5分間放置
(6) イオン交換水を加えて100mlに定容
(7) 遊離ヨウ素を0.005mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し、溶液の黄色が薄くなったのを確認後、でんぷん(指示薬)を1ml添加
(8) ヨウ素ででんぷんの青色が消えるまで再滴定(滴定量;a ml)
(9) オゾンを注入しない原水について同じ方法で滴定(滴定量;b ml)
(10) オキシダント濃度の計算

f:チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター