2] 実験ケース
予備実験および本実験で実施した各実験ケースを以下に示す。
a 予備実験
(a) 各要素の効果検討実験
1) 旋回作用実験
○効果要素:旋回
○ミキサーパイプ連結数:無し(1段)
○パイプ入り口圧:1.8kgf/cm2
○海水流量:340L/min.
○循環数;無し(1pass)
○空気注入量:無し
○観測項目:処理直後のサイズ別植物プランクトンの状態、動物プランクトンの状態、浮遊物質量
2) 空気作用実験
○効果要素:旋回、突起と旋回、突起、空気の比較
○ミキサーパイプ連結数:無し(1段)
○海水流量:200L/min.
○循環数;10
○空気注入量:自給
○観測項目:処理直後のサイズ別植物プランクトンの状態、動物プランクトンの状態、浮遊物質量
3) 突起作用実験
○効果要素:突起
○ミキサーパイプ連結数:10
○パイプ入り口圧:1.8kgf/cm2
○海水流量:340L/min.
○循環数;無し(1pass)
○空気注入量:無し
○観測項目:処理直後のサイズ別植物プランクトンの状態、動物プランクトンの状態、浮遊物質量
4) 流速作用実験
○効果要素:旋回、突起、空気
○ミキサーパイプ連結数:10(ただし、後ろの9段は突起のみ)
○パイプ入り口圧:0.85kgf/cm2(海水流量:170L/min.)と1.8kgf/cm2(海水流量:341L/min.)
○海水流量:170L/min.(パイプ出口流速:2.62m/sec)と341L/min.(パイプ出口流速:5.26m/sec)
○循環数;無し(1pass)
○空気注入量:海水流量の7.5%
○観測項目:処理直後のサイズ別植物プランクトンの状態、動物プランクトンの状態、浮遊物質量
5) 連結数実験
○効果要素:旋回、突起、空気
○ミキサーパイプ連結数:無し(1段)〜3
○海水流量:340L/min.
○循環数;無し(1pass)
○空気注入量:1段当たり海水流量の7.5%(1段:25.5L/min.、2連結:51L/min.、3連結:76.5L/min.
○観測項目:処理直後の甲殻類(動物プランクトン)の状態