(13) SOLAS V章の改正(第4規則関係)
昨年のMSC70において我が国の提出した文書(MSC70/11/5)中、第5章第4規則の見直しに関する部分については、今次会合において議論するとされていたところ、議長より当該文書に関する発言を求められた。
航行警報の強制化に関する我が国提案については、既に各国より反対の意志が示唆されていることを踏まえ、一旦、本小委員会において承認された第4規則の現在のドラフトについて議論を再開することは、ほぼ我が国の趣旨に沿った内容を確保している現在の第4規則の内容をも後退させる懸念もあり、寧ろ現在の第4規則の内容を確保することとし、本NAVにおいて当該論点について改めて議論を始める意図のない旨発言した。
これにより、第4規則の現在のドラフトの内容は、本小委員会において確定し、次回のMSC72に送付されることとなった。
(14) 全世界航行システム
欧州各国より提出された欧州のGMDSS Maritime Advisory Forumの報告書が添付されたNAV45/7/4の説明が行われた。メンバー各国は、この資料を基にA.860(20)の見直し、改正を行うことを要請された。
