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V 平成11年の旅客航路事業における旅客船等事故発生状況

 

平成12年1月27日

運輸省海上交通局国内旅客課

 

平成11年に発生した旅客船等の事故は、船舶海難70件(前年比33件増、以下前年比。)車両事故1件(2件減)、その他の事故10件(3件増)、これらに伴う人身事故の23件82名(4件増、10名増)であった。

人身事故については、船舶海難によるものが13件69名(死亡、行方不明者なし)、車両事故によるものが1件1名(死亡、行方不明者なし)、その他の事故によるものが9件12名(死亡1人)で、平成10年に比べ負傷者の数が増加した。

1 船舶海難の発生状況(資料12参照)

平成11年には、船舶海難が70件(33件増)発生した。その内訳は、船舶との衝突16件(4件増)、岸壁等との衝突20件(13件増)、乗揚げ6件(1件増)、機関故障15件(8件増)、火災2件(2件増)等となっており、これらの事故に伴う人身事故は、13件69名(3件増、6名増)であった。

船舶の種類別では、純旅客船によるものが32件(11件増)、カーフェリーによるものが38件(22件増)で、このうち、超高速船・高速船によるものは22件(5件増)であった。

超高速船・高速船による船舶海難の内訳は、船舶との衝突2件(1件減)、岸壁等との衝突7件(5件増)、乗揚げ1件(3件減)、機関故障7件(3件増)、火災1件(1件増)、その他4件であった。

船舶海難について、種類別に分類した結果は次のとおりである。

(1) 船舶との衝突

平成11年には、船舶との衝突が16件(4件増)発生した。船種別では、純旅客船6件(1件増)、カーフェリー10件(3件増)で、このうち超高速船・高速船によるものは2件(1件減)であった。船舶との衝突による負傷者は7名であった。

発生海域別では、瀬戸内海で5件(2件減)、東京湾で2件(2件増)発生しており、輻輳海域での事故は全体の44%であった。

原因別としては、操船不適切4件、見張り不十分7件、動静監視不十分3件、避航動作不十分2件、居眠り、安全確認倦怠、操船信号不適切及び荒天対応不適切が各1件となっている。[1事件につき、2原因あるものが4件あり、事故件数16件と異なる]

(2) 岸壁等との衝突

平成11年には、岸壁等との衝突が20件(13件増)発生した。船種別では、純旅客船5件(2件増)、カーフェリー15件(11件増)で、このうち超高速船・高速船によるものは7件(5件増)であった。岸壁等との衝突による負傷者は26名であった。

原因別では、操船不適切11件、気象・海象に対する操船不適切4件、見張不十分2件、船位不確認、航標誤認及び気象の急変が各1件となっている。

 

 

 

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