さ 三べん回って煙草(たばこ)にせう(しよう)
「夜回りを三度してから休憩すること」から、休みは後回しにして、仕事に手落ちがないよう十分気をつけよう。
き 聞いて極楽(ごくらく)見て地獄(じごく)
話に聞くのと実際に見るのとでは、非常に違っていること。
ゆ 油断大敵
油断を戒めた言葉。
め 目の上のこぶ
自分よりも力がうえで、何かと目障りで、邪魔になったりするもの。
み 身から出た錆(さび)
自分の犯した悪行の結果として、自分自身が苦しむこと。
し 知らぬが佛
真実を知れば腹も立つが、知らないから平静でいられる。また、本人だけが知らないで平然としているのを、嘲(あざけ)っていう言葉。
ゑ 縁(えん)は異なもの
男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、常識を越えた不思議なもの。
ひ 貧乏暇(ひま)なし
貧乏なため生活に追われっぱなしで、少しの時間のゆとりもない。
も 門前(もんぜん)の小僧(こぞう)習わぬ経(きょう)を読む
ふだん見聞きしていると、いつのまにか覚え知るようになる。環境が人に与える影響の大きいことのたとえ。
せ 背に腹はかえられぬ
差し迫ったことのためには、他のことを犠牲にしてもしかたがない。
す 粋(すい)は身を食う
遊里・芸人社会などの事情に通じて得意になっている人は、つい深入りして、最後には身を滅ぼすことになる。
京 京の夢大坂の夢
夢の話をする前に唱える言葉。夢の中では時間・空間をこえて、さまざまなことが実現されるので、こういう。