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安全運航のいろは

事業名    海難防止・海洋汚染防止の周知宣伝
団体名    日本海難防止協会


また、入出港や離着桟時において、船長(船橋)と船首配置者や後部配置者との関係についてもこのBRMの考えを適用すれば、安全操船、安全作業につながること間違いなしです。

2 BRMのポイント

(1) 情報の共有化

船橋配置者の夫々が、自分が見た、聞いた、知った、判断したこと全てをちゅうちょせず、遠慮することなく声に出して報告し、伝えることが重要です。

それにより、自船の安全運航に関係する事項、情報を全員が知るという「情報の共有化」が図られ、隙間のない、的確な船橋体制を維持することができます。

そのためには船長や指揮者は、聞き上手となり、船橋内を話し易い雰囲気にすることが大切です。

(2) クロスチェック

「人間はミスをするもの」です。自分はいくら自信があっても、十分注意を払っていてもミスは生じます。

これを防止するためには「お互いに注意を払い合い」、おかしいなと思った時には、遠慮せずに「船長(航海士)……じゃないですか ?」と言うことです。

この時、船長などは、意に添わなくても「ムッ」とした顔をしないことです。

他人の過ちを探すようで、よい感じがしないかもしれませんが、ミスによる事故を無くす「善意の気配り」と考え、お互いに言える雰囲気を作ってください。

(3) 役割分担の明確化

船橋配置者の夫々の仕事・役割を明確にしておかないと、気の緩み、お互いのもたれ合いなどを生じ、かえって体制に隙間が生じ、危険な船橋ということになりかねません。

「野球に学べ」に記しましたが、指揮者は自分を含めたその時の状況に応じた的確な役割を指示することが大切です。そして連携動作を行うことです。

このような組織的な仕事は、急に実施しようとしても無理ですので、普段の航海で心掛け、身に付けておくことが必要です。

(4) 適正なリーダーシップ

指揮者は船舶運航の最終判断者です。(1)から(3)までを材料として、最適な判断をして最良の手段で安全運航に努めることになります。その際は、当直者に適時指示をし、当直者を遠慮なく使い、組織としての運用を図ることが肝要です。

 

 

 

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