重要事項「船舶の点検・整備と航海用機器類の適正な使用」
背景
●プレジャーボート等の海難の増加が著しく、平成9年、10年の2年連続ワーストワンになっています。その海難の内容は、機関故障が約2割、その他衝突、転覆、乗揚げを含めると6割を超えています。
●近年、海難の比重が大きくなっている外国船(総トン数1000トン以上)をみても、操船不適切や船位不確認による乗揚げ、衝突及び機関取扱不良による機関故障が際立って多くみられます。
●これらの機関故障海難は、出航前点検、取扱慣熟などがなされていれば大部分が防げるものであり、乗揚げ、衝突についても、航海計器や操舵装置などの機器の整備、使用が適正になされていれば防ぎ得たものが多く見受けられます。
●このような状況をふまえ、上記の重点事項を設定し本運動を推進することにしました。