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3]打突の機会がよいこと。

4]気魄に満ち、打ったあと残心があること。

5]やや軽くとも追い込んだ際の打突、あるいは追い込まれた時に加えたもっとも確実な打突。

これらの条件を満たしている打突が有効と認められます。

(5)勝負の判定

審判員は3名で、2名以上の審判員が打突を有効と認めた時に1本となります。審判員は両手に赤白の旗を持ち、有効と認めた時はその方の旗を斜め上にあげ、認めない時は両方を前下で振って意思の表示をします。

審判員の判定に対して異議の申立はできません。

 

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(6)反則の主なもの

片足の全部が場外に出た時及び倒れて体の一部が場外に出た時は場外反則になります。又なぎなたの柄部で相手の側面を打つのも反則です。このほか、試合規定に定められた反則を1試合中2回重ねると相手に1本与えます。

 

2. 演技競技

 

全日本なぎなた連盟のしかけ応じわざ組み合わせ8本の中から、指定されたものを2人1組の演技者によって行い、その技の優劣を競い合うもので、長物の特徴を生かした純粋な技を正しく普及し発展させることを目的に行われるものです。

(1)演技場

コートの広さは試合競技と同じ大きさでそのコート内で赤・白2組の演技者によって演技が行われます。

(2)観点

勝負の判定の基準となるものは、演技者双方の呼吸と気持ちがよく合っていて、打突部を正確にしかもに気魄に満ちた打突をしており、その演技の進め方にリズムがあって強・弱、優美が表現されているかを審判員がよく見て判定を下します。

(3)勝敗

5名の審判員は、赤・白の旗を持ち良い(勝ち)と思う方の旗を斜め上にあげて意思を表示し、過半数をもって勝敗を決定します。

 

 

 

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