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LRT高速運転用信号システムの開発事業研究報告書

 事業名 LRT高速運転用信号システムの開発
 団体名 日本鉄道電気技術協会 注目度注目度5


4.3.3 試験結果

(1) アンテナ取付位置調査試験

ア. GPSアンテナ

GPSアンテナ取付位置調査のため、車両各所にGPSアンテナを設置し、位置検知状態を調査した。その結果、以下が判明した。

1]車両内床面、運転台前部、運転台の窓ガラス部では有効な衛星数を補足できず、位置検知不能である。

2]車両外の屋根上では、アンテナが上を向いた状態ではいずれの位置でも位置検知可能である。

3]車両屋根上にはクーラユニット、補助電源ユニットが置かれているが、それらユニット上にGPSアンテナを設置し、各ユニットを動作させたが、位置検知状況に影響は現れない。

これらの結果より、GPSアンテナは車両の屋根上のいずれに設置しても問題の無いことが判明した。

イ. FMアンテナ

ディファレンシャルデータ受信用のFMアンテナ(ダイポールアンテナ)取付位置調査のため、車両各所にFMアンテナを取付け、FM多重放送受信状態を調査した。

その結果、以下が判明した。

1]全般的に車庫内では受信しずらい状態である。

2]車内および座席上部の窓の外、車外のバックミラーの取付金具に取付けたが、車内、および車体近くでは受信できない。

3]車外でアンテナを車体から離すと、受信状態が比較的良好である。

これらの結果より、車外のバックミラーの金具に出来るだけ車体から離し、車両限界を侵さない状態で取付けることとした。

(2) 走行試験

a. GPS受信状況

図4.3-3に都電荒川線全線12.2Km走行時のGPS受信状況の比率を示す。データは11月9日および16日の午前中のA/B線走行データである。なお、午後の走行データも同様の傾向にある。これらのデータより、都電荒川線の約12km(約98%)の区間でGPS受信が可能であり、受信不良となるのは、わずか約200m(約2%)の区間である。

b. GPS車両位置検知データ

以下にGPSによる車両位置検知データを示す。図ではディファレンシャル処理後のGPS車両位置検知データを赤丸で示し、マップマッチング処理により線路上に補正されたデータを青丸で示す。

 

 

 

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