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4.3 GPS現車試験

 

東京都交通局荒川線において、車載装置で使用されるGPS受信機を実際の路面電車に取り付けて、受信感度、位置検知性能等を確認のための現車試験を実施した。

 

4.3.1 試験概要

(1) 試験日、試験項目

平成11年11月2日(火) 天候:晴 アンテナ取付け位置調査試験

平成11年11月9日(火) 天候:晴 現車走行試験

平成11年11月16日(火) 天候:晴 現車走行試験

(2) 試験場所

東京交通局荒川線荒川車庫内、及び、三ノ輪橋〜早稲田(12.2Km)

(3) 試験車両

都電8500型5号車(三日間とも同一車両)

(4) 試験走行ダイヤ

図4.3-1 参照

 

4.3.2 試験方法

(1) 試験機器構成

下表の試験機器を車両の前後に設置し、2ヶ所で測定する。

031-1.gif

(2) 接続方法

GPSアンテナ、FMアンテナは車両の外部に取り付ける。

取付位置は図4.3-2参照。

(3) 測定方法

1]GPSによる位置データを車上処理装置に記録する。

2]GPSデータの受信間隔は1秒周期とする。

3]FMを利用した位置補正が可能な場合は、補正したデータを検知データとする。

4]マップマッチング処理により、取得した位置データの直近の路線上を車両の位置とする。

5]停留所到着時及び出発時をキー入力して記録する。

 

 

 

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