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LRT高速運転用信号システムの開発事業研究報告書

 事業名 LRT高速運転用信号システムの開発
 団体名 日本鉄道電気技術協会 注目度注目度5


1. 概要

 

1.1 開発の背景、目的

 

近年、ヨーロッパで普及しつつあるLRT(Light Rail Transit)システムの効果を受けて、日本においても路面電車に対する見直しが図られ、一部の事業者においては、LRT車両(LRV;Light Rail Vehicle)の導入が実現されている。道路渋滞、環境問題を考える中で、路面電車の活性化は重要な課題であり、自動車交通との関係、交通信号機との関係等が複雑に関連して、LRVを導入してもこれらが直ちに解決されるわけではないが、LRVの有効な運用により、効果が上げられることも期待される。

従って、本事業において、LRVの性能を活かした運用のうち、主に高速化による効果を期待して、安全に高速指令が出るシステムを開発し、その実用可能性を検証するとともに、高速化の効果をシミュレーションにより検証することとした。

高速指令が出るシステムとしては、高度情報利用技術の一つであるGPS(Global Positioning System)を活用して走行中のLRVの位置を検出・追跡するシステムを開発し、先行車両との間隔が十分に確保されている車両に対して、「高速進行信号」を出力するシステムを開発することを目的とする。

 

1.2 開発の内容

 

1.2.1 試作装置の概要

本事業で開発する項目は以下の通りである。

(1) GPSによる車両位置検出システムの開発

汎用のGPSを活用して、自車両の位置を検出し、地上〜車上間の無線通信により、地上基地局を介して、その情報をセンタ処理装置へ伝送するシステムを開発する。

(2) 高速運転用信号システムの開発

GPSによる車両位置情報を基に、路線内の全車両の位置をセンタ処理装置で把握し、先行車両との間隔が十分に確保され、さらに次停留所までの距離が十分確保されている車両に対し、高速進行信号を出力するシステムを開発する。

(3) シミュレータの開発

高速進行信号の効果を確認するためのシミュレータを開発する。

(4) その他

a. センタ処理装置からLRVに「出発抑止」を指令できるシステムを開発する。

b. 車速信号、交通信号機等との入出力が可能な拡張機能に対応できる模擬情報入出力端子を設ける。

 

1.2.2 試作装置の機能

本事業で開発するシステムは、次の3つの装置で構成される。本システムの機器構成を図1.2-1に示す。

 

 

 

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更新日: 2022年9月24日

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