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このため、常時、海上に展張しておく場所に利用される。

3] 片舷側浮体形式オイルフェンス(図1-3-6d)

このオイルフェンスは特殊設計で、米国沿岸警備隊が波浪の高い外洋で使用するために開発された。

横揺れに対しては曳航ブライドルを調整し維持される。

このオイルフェンスは、一般には油回収装置と併用して使用される。

現在でも多く海域で使用されているが、この10年間は製作されていない。

衝立式オイルフェンスの中には、風浪や直線曳航中に揺れたり、らせん状になり易いものがある。

この他に上下動に対する運動が悪いものもある。

衝立式オイルフェンスは、一般には展張し易いが、破損し難い。浮体部に固型式を併用しているオイルフェンスは、広い格納スペースを必要とする。

 

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図1-3-6a 中心線浮体の衝立式オイルフェンス

 

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1-3-6b 両舷側浮体の衝立式オイルフェンス 図1-3-6c

 

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図1-3-6d 片舷側浮体の衝立式オイルフェンス

 

 

 

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