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3. システムの構成

本システムは、「雨量観測所」、「受信パソコン(本システム用ソフト搭載)」、雨量観測所と受信パソコンの両者を接続する「ネットワーク」から構成されます。

 

(1) 雨量観測所

雨量計本体(計量部)・観測制御装置(データロガー+通報・通信装置)・装置格納施設から構成されます。

本システムは、新設、既設のいずれの雨量観測施設にも対応可能です。

 

(2)受信パソコン (本システム用ソフトを搭載)

メインソフト:土砂災害危険予測システム用ソフト

OS:WINDOWS95/98/NT

パソコン本体:画面の解像度からデスクトップを推奨

CPU能力:Pentium II 200MHz以上

メモリ:32MB(推奨64MB)

占用ディスク容量:100MB以上(単独運用型の場合)

 

(3)ネットワーク(図3.1「ネットワーク構成図」参照)

1] 単独運用型の通信回線

雨量観測所と受信パソコンとの通信はNTT加入回線を基本とします。受信パソコンとのデータ通信については専用回線での利用も可能です。

観測所数は標準4箇所(データ収集間隔5分の場合)ですが、データ収集間隔を10分とすれば8〜9箇所までの観測所にも対応可能です。

2] 広域運用型のネットワーク環境

雨量観測所と受信パソコンとの通信は単独運用型と同形態です。ただし、雨量データ収集専用のサーバー機が必要となります。

3] 既存情報分岐型のネットワーク環境

雨量観測所システムが既にある場合、特にテレメータシステムの場合は一般的に観測データを外部に出力するチャネルを有します。そのチャネルから分岐させたデータ信号を本システムに取り込むことで、前述と同様の処理が可能となります。

 

 

 

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