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3] 住民の中には自分のところは大丈夫という考え(正常化の偏見)を持っている人も多い

4] 自宅周辺の危険を知らなかったり(知らされていなかったり)、また、長期間被災経験がないことから危険箇所住民の中にも安全と考えている人がいます

5] 高齢者等の災害弱者には負担が大きいことから避難をいやがる人が多い。また、自力で避難できない人も多い

6] 避難所が近くにない場合には、豪雨の中の避難は大きな負担となります

 

3. 土砂災害に対する警戒避難対策

1〜2から、土砂災害から人命を守るためには、表2.2に示すような警戒避難対策が必要となります。

 

表2.2 土砂災害に対する警戒避難対策

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これらの中でも特に重要なのは、全ての対策の出発点になる「A-1」及び「A-2」の対策であることは言うまでもありません。

本研究開発では、「A-1」の「実効的かつ客観的な土砂災害警戒避難基準」を整理し、それを組み込んだ「A-2」用の「土砂災害危険予測システム」を開発しました。

 

 

 

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