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五 特徴

(一) 従来のストレート注水、噴霧注水に加え簡単な操作で平面注水ができる。

(二) 狭あいな場所で、ウォーターカーテンとして有効な延焼防止ができる。

(三) 火煙を遮断することにより、隊員の安全を考慮した救出活動が容易で、避難路も確保できる。

(四) 平面時の放水量が、従来の可変ノズルに比べ約三分の一で、水損防止に有効である。

(五) 平面時の反動が、ストレート注水の約一〇分の一で、体力の温存が可能であり、また、無人でも注水可能である。

(写真7・8参照)

 

六 おわりに

今回、考案試作した『S・S・Pノズル』の使用結果は極めて良好で車載し使用していますが、今後、より良いノズルの開発を目指して創意工夫を重ねていきたいと思います。

 

写真7

010-1.gif

(真後ろからの撮影)

 

写真8

010-2.gif

(横からの撮影)

「S・S・Pノズル」を無反動管そうに取り付け、建物と建物間の狭あいな場所を想定して、無人で縦平面注水によるウォーターカーテンとして使用している状況

 

 

 

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