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わが町 掛川市消防本部(静岡)

 

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「大日本報徳社大講堂」

勤労、分度、推譲の精神を説いた二宮尊徳(金次郎)の教えを実践する報徳本社は左右の経済門、道徳門をくぐるとこの大講堂がそびえ立ち、社員の研修や常会が毎月開かれています。(平成10年静岡県有形文化財指定)

 

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―生涯学習都市をめざして―

 

掛川市は、静岡県の西部に位置し、東海道五三次の日本橋から数えて、二七番目の宿場町であり、城下町でもあります。

面積は一八五・七九平方キロメートル、人口七九、一二四人で、お茶の生産では日本一を誇ります。昭和五四年四月全国に先駆けて「生涯学習都市宣言」をし、以来市民一人ひとりの充実した生きがいと、郷土に誇りと愛着を持てるまちづくりを進めてきました。

この間に建設された新幹線掛川駅の総工費一一〇億円のうち三〇億円は市民募金であり、掛川城天守閣を同じく一〇億円で本格木造復元するなど、郷土愛に燃えた大勢の市民の力により大きな事業を実現しました。さらに、積極的な土地区画整理事業、工業団地の造成は、人口の集積と工業出荷額の向上に大いに成果をもたらしました。

一方掛川を情報発信基地とするため、山内一豊とその妻にちなんだ「一豊公&千代様サミット」を初め、日本海太平洋「塩の道サミット」、報徳運動の「二宮尊徳サミット」、緑茶と日本人文化の「全国茶サミット」など今までに一六の全国シンポジウムを開催し、ゆかりのまちと連携を持っています。また、アメリカオレゴン州ユージン市と姉妹部市を結ぶとともに、近隣に七二ヘクタールの農場と森林を取得し、農家の後継者や女性農芸家、中・高・大生、一般市民が毎年訪れ国際友好に取り組んでいます。

私たち掛川市消防本部は、昭和三七年四月一日に発足し、現在一本部、一署一分署、職員六七名、消防団員四九五名で地域住民の安心・安全確保のために「火の用心」生涯学習に努めています。

 

掛川市消防本部 消防長 原田嘉金

 

 

 

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