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南極越冬隊員としての任務を全うした職員を表彰

 

全国消防長会では、消防職員としてはじめて南極地域観測隊の越冬隊員に選ばれ、その任務を全うした岩船地域広域事務組合消防本部(新潟)の小田幸男消防司令補(四六歳)の消防の威信を高めた功労により大井会長が表彰した。

小田司令補は同本部の救助係長で、登山では選手や監督として国体に出場しており、山岳協会の先輩に勧められて南極観測隊員に応募した。小田司令補は、平成九年一一月一四日から平成一一年三月二八日の間、南極観測基地の昭和基地に派遣され、豊富な知識と技術を発揮し、火災予防や各種機器の設営・管理・解体などの環境保全部門の任務を果たした。

 

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国際緊急援助活動に係る消防庁長官表彰及び感謝状贈呈について

 

消防庁では、三月二四日一一時から、JTビル七階自治省講堂(東京都港区虎ノ門二-二-一)において、国際緊急援助活動に係る消防庁長官表彰及び感謝状の贈呈を行った。これは、今年の一月二六日にコロンビア共和国で発生した地震災害に際し、国際消防救助隊として同国に派遣され功労のあった隊員に対する表彰並びに消防庁長官の要請に基づき隊員を派遣した消防本部に対する感謝状の贈呈を行ったものである。

消防庁長官表彰受章者は以下のとおり。消防庁 北出正俊、東京消防庁 細田正夫・阿部光・竹泉聡・西原健治・篠原邦隆・吉田耕・五十嵐裕明・岩間弘光、大阪市消防局 中居徳夫・野呂忠司、千葉市消防局 石野一義・永野隆行、船橋市消防局 吉田和行・佐藤尚吾。

消防庁長官感謝状贈呈機関は以下のとおり。東京消防庁、大阪市消防局、千葉市消防局、船橋市消防局。

 

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「自治体消防50年のあゆみ」の発刊について  (財)全国消防協会

 

昭和23年3月7日に消防組織法が施行され、今日の自治体消防制度が発足してから昨年3月で50周年を迎えました。自治体消防50年記念事業実行委員会では、これを記念し、また、半世紀という大きな節目を今後の消防防災行政の発展につなげることができるよう、平成8年度から様々な記念事業を実施してきました。

その中のひとつとして、何か後世に残せるものをまとめたいという意図で編集したのが、自治体消防50年のあゆみであります。

この記念誌は、全国の地方公共団体の消防防災担当課、消防学校、消防本部、県立図書館などに4月中旬以降に配布することとなっております。

なお、この記念誌は、財団法人日本宝くじ協会の助成を受けて発刊されたものです。

 

編集後記

★ 今月号では、当協会が主催した消防に関する論文募集の中から最優秀賞作品を掲載しました。この論文は、消防用ホースに空気を注入し、水面上での延長やその活用方法について考察したものです。新たな視点で業務を見つめ、実験やデータで裏打ちしながらまとめあげられています。

なお、平成一一年度の消防機器の改良・開発及び消防に関する論文の募集案内が本誌と同時に送付される予定ですので、数多くの応募をお待ちしております。

★ 四月で年度も新しくなり、新しいスーツを着た新社会人が街にあふれています。当会においても異動があり、七人が新たに加わりました。新しく加わった職員と共にこれからも頑張ってまいりますのでよろしくお願い致します。

(大橋)

 

 

 

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