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わが町 室戸市消防本部(高知)

 

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「中岡慎太郎像」(室戸岬)

土佐幕末四天王の一人で陸援隊長、慶応三年京都の近江屋で同志の坂本龍馬と密談中、刺客の凶刀に倒れる。桂浜の龍馬と土佐湾を隔てて正体し、今も日本の行方について密談中であろうか。

 

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―青い空 青い海―

 

太平洋に向かって鋭く突き出したような逆三角形のまち、それが室戸市です。

高知県東南端、高知市から東へ七八kmのところに位置し、土佐の古式捕鯨、鯨漁発祥の地で、昔から漁業のまちとして知られ、南太平洋やインド洋方面に出漁する遠洋マグロ漁業の基地として栄えてきました。

室戸阿南海岸国定公園を有し「青い空・青い海」を観光スローガンに雄大な景観と美しい自然に恵まれたところであり、又、この自然の海を利用して水深三二〇mの海底より深層海水を取り、養殖の未来を拓く日本初の海洋深層水研究施設が設置され、養殖分野のみならず食品、化粧品分野など多用途な活用が期待されています。

弘法大師が四国での修行の途中、室戸岬で雨露をしのぐため御厨人(みくろど)窟に入り修行中、洞口を見たとき、水平線に画された空と海しか見えなかった。空のような、海のような、広大にして無辺なものと感じたことでありましょう。そして、ここで大師自身が悟りを開き、このとき以来弘法大師空海と名づけられたとの事であります。

当市消防本部は、昭和四四年四月一日より一本部・一署、職員三八名、面積二四八・一九km2を管轄し発足したが、平成四年一二月一日より隣接する東洋町の常備消防業務を受託し、一出張所(新築)と職員一三名を東洋町より室戸市に移管し、現在一本部・一署・一出張所、職員五〇名体制で地域住民の生命・財産の保護に全力を注ぎ、安心して暮らせる街づくりに努力しています。

室戸市消防本部

消防長 窪内賢一郎

 

 

 

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