《会長就任のごあいさつ》
はからずも、長野犯罪被害者支援センターの会長という重責を担う身となり、この方面の知識や体験の不足を日々実感しております。
先輩諸氏や関係する皆様、さらには諸外国の経験から学んで、真に被害者のためになるようなセンターにして参りたいと思っております。
そういう訳で、会長として何をなすべきかということはいまだ必ずしもよく分かってはおりません。
しかし、被害者の皆さんの重い心を思うと、積極的な援助活動を行うことが不可欠なことと強く感じています。
また、同時に、被害に遭って誰にも心の悩みを打ち明けられず、また聴いて貰えず、自分なんか生きていても仕方がないと死にたくなるような気持ちを抱いている人の為には、こちらが元気でいることが大切、そして心に余裕を持たなければならないと思います。
被害者の立場に立って聴いてあげられる、あるいは聴かせて頂けることがなにをおいても、一番大事ではないかと考えております。
被害者のために働くと共に、被害者が出ない社会を創ることをめざすセンターにしていかなければならないと思います。ご協力のほどよろしくお願いいたします。