20. Children as Victims and Witnesses (子どもの被害)
サブテーマ:子どものための法廷オリエンテーション
講師:Linda Stewart CLAYTON郡地区委任オフィス、被害者支援ディレクター
Christie Smith Jonses 〃
A. 目標
1] 子どもに対する法廷オリエンテーションの重要性を知らせる。
2] 子どもが実行する法廷オリエンテーション。
3] 子どもの法廷オリエンテーションを判断する。
B. 基本的留意事項
1] 法廷プロセスに慣れさせる。
2] 子どもの不安を減らす。
3] 法廷についての誤った信頼を正しく明らかにする。
4] 子どもは小さな大人ではない。
5] 子どもは多くの方策を知らない。
C. 内容の一例
1] 記号論理の知識
2] 基本的な法律オリエンテーション
3] 自尊心の構成的要素
4] リラックスするテクニック要素
5] 三つの調査及び評価
★感想
子どもの被害のサポートをどのようにするかという点では、日本ではほとんど何もないと言っても過言ではないであろうと思われる。保健所や児童相談所等の公的機関における地道な活動を除けば、民間のボランティアとして各地に「子ども110番」ができたもののその総括というのも耳にしない。米国も日本も子どもの被害が急増しているし、日本における子どもの虐待は表面に出てこなかっただけのように思う。今回のワークショップで基本的な子育てとしての躾である子どもの良い点と良くない点、子どもの被害を防止するための様々な方法、何が犯罪か否か、子どもにとってのトラウマとは基本的にどういうことか、そのトラウマによってどういう状態になるのか、子どもへのサポートとは、あるいは上記のように日常生活の中に身近なものとして法律が存在するという方法など、考えさせられる点が多かった。
21. Victims of Stalking and Sexual Assault (ストーカー被害と性暴力)
22. The New Era of Legal Services in Victm Rights (被害者への新世紀の司法援助)
IV. 大会の感想
全体を通してアメリカのみならず世界的に協力しあって被害者支援を行い、それと同時に被害者を作らない被害者のいない社会にして行こうという雰囲気であった。支援者も被害者も全員が友人であり、また国や地方自治体の機関も民間の支援団体も個人のボランティアも皆一緒の目標に向かって、楽しく進んで行こうという意気込みである。