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第25回全米被害者援助機構(NOVA)全国大会参加およびLACAAW、LTSC訪問(1999年8月29日〜9月5日)

 

報告 及川栄

 

はじめに

 

1995年阪神淡路大震災時の「心のケア」のボランティア活動を基礎に大阪被害者相談室が出来て5年目に入ろうとしている。日本の全国被害者支援ネットワークが出来て3年目になろうとしているし、昨年の1999年5月に被害者の権利宣言を出すことができた。ここ2、3年の間に被害者が置かれている状況が理解されるようになり様々な所での被害者支援活動が行われ始め、全国的な被害者の会も設立された。日本の被害者支援活動は開始されたばかりである。このような時期にアメリカのNOVAに参加出来る機会を与えられたことは良い機会でもあり、またNOVAに参加したことによって2ヶ所の支援センター訪問の機会を得たことは、更なる喜びでもありました。ここに拙いながらも報告をさせていただきます。

 

25th Anniversary NOVA Conference Victim Assistance:Moving Toward the Next Millennium

(被害者支援:21世紀に向けて)

 

第25回NOVA全米大会は以下の日程と内容で開催された。

 

I. 場所 カリフォルニア州 ロサンゼルス Beverly Hills The Century Plaza Los Angeles (Westin Hotel and Tower)

 

II. 日程 1999年8月29日(日)〜9月3日(金)

 

8月29日(日)

オリエンテーション ワークショップ

外国人歓迎レセプション(19時〜22時)

 

30日(月)

登録 開会式(9時半〜)全体集会 会員ミーティング

ウェルカム・レセプション(19時〜22時)

 

31日(火)

ワークショップ 昼食会と表彰式

 

9月1日(水)

被害者の言葉 ワークショップ

サイレントオークション

 

2日(木)

ワークショップ NOVAオリンピック 夕食会

 

3日(金)

閉会式(被害者の権利:アメリカのこれから)

 

III. ワークショップのテーマ別メインタイトル

(Tracks are Organized According to The Following Themes)

 

1. Counseling and Advocacy(カウンセリングとアドボカシー)

危機介入と最大限の努力を要する基礎的スキル

サブテーマ:基本的な生活心理サポート

講師:Micheal Dinneen 国立海軍医療センター精神医学部主任ドクター

 

 

 

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