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憧れの『あこがれ』に乗船できて

コースNo.9923 (7月29日〜7月30日)1泊2日

(敦賀港〜福井港) 齊藤市左衛門(ダンボ)

 

永年勤めていた会社を定年で退き、今までやりたいことも仕事に追われ侭ならなかった私は、肩書きを無職と引替にやっと自由を手に入れる事が出来た。今は、第二の青春を謳歌している。もう随分と前になるが、東京にいた頃久しぶりの休日初夏の房総半島に出掛けた時、白い帆に風を一杯に受けて疾走している一隻の帆船を見ました。その優雅な姿、あまりにも美しい光景に目を奪われました。その頃は帆船に乗るなどとはいくら憧れても夢のまた夢、見ることが出来ただけで幸せ一杯でした。その憧れの帆船に乗ることが現実になったのです。トレー二ーは学生など若者が中心と思っていたのに実際は夏休み中ともあって、父子連れの小中学と女性が大半を占めているのには最初驚いた。このメンバーで本当にセイル出来るのだろうかと不安になった。それは取越し苦労に過ぎなかった。『あこがれ』は先端技術を駆使し装備したハイテク船だった。その上親切で経験豊かなクルーの指導で安全に、快適に航海できるのでした。帆一杯に風を孕んで紺碧の日本海を走る『あこがれ』はまさしく海の貴公子そのものでした。沖から眺める山並みはいつも見慣れた風景とは異なりひときわ輝いて美しく感じました。日本海の海原で自然に触れて、年令や性別に関係なく初めて会った人達との共同生活を通じ自主性や協調性を高めて、一つの目的を成し遂げるというスケールの大きい体験学習の場であった。近頃忘れかけていた集団生活での規律とチームワークを身につけ、他人を思いやる優しい心を養うことであった。尻込みしていたマスト登りもやって見ると出来るではないか。強い自信と大きな勇気を得ることが出来た。目的を成し遂げた後の達成感、すがすがしさ一杯に敦賀-福井の一泊二日の航海を終え下船した。『あこがれ』は大阪市が青少年の育成を目的に建造したと聞いて、大阪人の進歩性と次代にかける意気込みを強く感じ取った。

 

『あこがれ』に参加して

コースNo.9928 (8月19日〜8月22日)3泊4日

(仙台港〜東京港) 今田貴子(ジャパン)

 

3泊4日の旅だったけど私にとっては2泊3日でした。1日目はダウンしていたから。2日目からはジャパン最高!!とにかく最高!!

この4日を振り返ると、マスト登りで私は高い所が苦手で少し逃げごしだったけど、一応子供達の引率として来て、子供もジャパンジャパンと呼んで親ってくれたから、がんばれたんだと思う。

船の上は逃げ場がなくて、何度かもうあかんと思ったけど、今思えば思い出すことは、マストに登った時に見た青い空と海、3日目の夕方見た夕日、皆でデッキで丸くなった食べた食事、いい記憶ばかりが胸にこみあげてきます。

たぶん酔ってたことも笑い話になるはず。

それぞれの人が色々な気持ちで大きな気持ちを築いていける、そんな感動を味わえたしそんな経験を増やしていきたいと思う。

 

憧れの『あこがれ』ちょっぴり体験

コースNo.9923 (7月29日〜7月30日)1泊2日

(敦賀港〜福井港) 増田吉裕(ますちゃん)

 

美しき彼女の帆を、私の住む小浜市の業者が製作したのが縁で、これまで2回ばかり我が小浜港への寄港があった「あこがれ」。一般公開や岸壁からその姿を眺めながら、あるいは時々送付されてくる「トギャラン」を見ながら、いつかは乗ってみたいと、その思いを強く持ち続けていた、憧れの「あこがれ」。ちょうど近くで一泊二日コースの企画があったので迷わず応募、絶対に当選するとの確信を持てたのもその思いからでしょうか。

降水確率50%なんてウソッぱちで、二日間ともちょっぴり日焼けするくらいの航海日和。でも乗船半日ばかりは、船酔いの一歩手前。クルーの吐く時の心得「ゲロは顔を出して風下で」との実技混じりの説明どおりにならなかったのは幸いでした。

クルーの訳の解らない帆船用語の説明も二日目くらいになると、不思議なものでなじんでくる。言われた通りながらの反復号令が大きな声で言えるようになってくる。ワッチのみんなとロープを引いていると、心の中が空ッポになっていくような気がする。人なつっこいチビッ子トレーニーたちの元気さや、たくましさに思わずほほえんでいる。

マスト登りのオーバーハングは耳元でのクルーの励ましの声で何とか克服。ヤード渡りもこわごわ一番端っこまで行きました。そこでの壮快感は格別、今度はトギャランまで行ってみたい。

日々自然を相手に航海を重ねるクルーのみなさんと、ボランティアスタッフの姿に、「ヘーこんな世界もあるんだなあ」なんて、やっぱりこれもあこがれです。

わずかに一泊二日のちょっぴり体験でしたがひとつの達成感を持てたこと、新しい世界を、新しい出会いを持てたこと、この夏の貴重な思い出です。

 

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